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誇り高き伝統工芸継承者達・・・

パリに暮らし始めて20数年、この国凄いな?と感動した事は多々ありますが腹立たしい事の方が100倍多く感動を忘れがちですが(苦笑)久々にすばらしいエクスポジションに参りました。
フランスを誇る歴史的伝統工芸継承者達がこれまたGrand Palais(グランパレ)という歴史的建造物でわずか5日間,巧みな技やそれにまつわるお話を直接伺ったり、養成機関の案内など充実したサロンを味わえました。
初めて開催されたサロンはフランスの文化、アートを十分に堪能でき、知る事が出来る、まさにsavoir-faire francais のミーティングポイントでした。ちらりとその様子をご案内いたしますね。
オートクチュールの革靴は足を採寸して木型を作製します。 現役の木型作りのスペシャリストのムッシューです。
木型だけでも十分オブジェになりそうな作品群でした。

日本では大人気のオートクチュール刺繍といわれているスパンコールやビーズを装飾していく ルネヴィルという街発祥の伝統的ルネヴィル刺繍のオートクチュールアーティストによる革のブーツへの装飾実演。
フランスでは最高の伝統技術職人に与えられる Les Meilleurs Ouvriers de FRANCE (M.O.F)を受賞され現在もアトリエにて有名ブランドや個人からのオーダー制作で活躍中です。
このブーツ作品も後でお伺いいたしましたらフランスで有名なモデルさんのオーダーものでした。
ちょっとだけルネヴィル刺繍をかじったことのある愚娘はこの先生に学びたい!とその場で熱烈プロポーズをして、学業の邪魔にならぬ程度にアトリエに学びに行く事になりました。

そしてもうお一方、革製品のスペシャリスト、やはりM.O.F受賞者のムッシューは憧れのエルメスアトリエにて長年、革小物からバッグを作っていた最高職人のお一人です。
お話を伺えば、今は現役を退き15年ほど長いヴァカンスしているとお答えを頂きましたが,エルメス工房でのお道具,作品など展示物を拝見いたしました。
これまた革工芸に興味のある愚息は食いつくように話し込んで自身がが日本で修行した作品など見せてあれこれ興味深いお話を伺ってきたようです。
その際、ご本人のお道具箱から縫い針を一本プレゼントしていただき、息子は感激しておりました。

他にも彫金、宝飾、陶芸、家具・・・あらゆる分野からのスペシャリストの祭典は

VIVE LA FRANCE!!!

par ATELIER LISBONNE
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