
savoir faire@paris #153
フィンランド暮らしからパリに戻ってきてほやほやです。北欧特有のシンプルで落ち着いたデザインで機能的なインテリアや風景だったのがパリに戻ると、色彩の華やかさを新鮮に感じました!
同じヨーロッパなのに暮らしぶりや空気の質、自然との距離感までもがまるで違っていて、世界の広さを改めて実感。自然の音しか聞こえない森や凍った湖、夜空に揺れるオーロラ。装飾ではなくナチュラルなシンプルさと静かな美しさからパリに帰ってすぐに、ドルチェ&ガッバーナのエクスポジションの最終日に滑り込むことができ、まさにイタリアルネッサンスの豪華絢爛な世界を味わいました。





クロスステッチ刺繍、パッチワーク、オートクチュール刺繍、3D加工など、身近そうに見えるが複雑で高度な様々な技法と素材が一つの作品に注がれていて、職人たちの情熱が「Du cœur à la main(心から手へ)」というテーマそのものとして魅せられました。フィンランドで触れた自然の美しさと対照的な、人の手が生み出す華やかさが素晴らしい。静と動、自然と装飾、シンプルさと複雑さ。その両極に感動している春です。
par ATELIER LISBONNE